学校日記

4/24(木)すじまき(5年生・総合的な学習)

公開日
2025/04/24
更新日
2025/04/24

できごと




















 「米」という漢字は、ばらばらにすると「八・十・八」の文字からできているように見えます。米を育てるには88の手間がかかることからこの字ができたとも言われています。

 5年生の子どもたちは、その手間の一つである「すじまき」に挑戦です。すじまきとは、「苗をつくるために稲の種をまくこと」で、大まかな流れは、①苗箱に土(培土)を入れる→②水をかける→③種もみを蒔く→④土を被せる(覆土)という流れになります。現代は機械がその作業を行っていることもあるそうですが、この一連の作業をグループごとに取り組みます。土を平らにならすことや種もみを均等にまくことに注意して協力しています。 水やかける際も、勢いよく水が出過ぎてならした土が崩れないように、じょうろを使って慎重です。約1時間の作業で上手に作業を終えることができました。

 ちなみに、「なぜ苗をつくるのか、なぜ田んぼに直接まかないのか」という疑問をもつ子もたようですが、それはまだ抵抗力の弱い稲苗を様々な外的要因から守るためであるというお話を聞いて納得です。いきなり田んぼに種まきをしても、天候や気温、害虫、雑草など様々な外的要因により、発芽しない、健全に生育できないといったリスクが考えられます。そこで、安定した環境下(今回のすじまき)で、ある程度の生育ステージまで生育させることで、より多くの稲苗を植え、育てることができる(収穫量が増える)というわけです。米価格の高騰、米不足が昨今のニュースで話題となっていますが、今秋には、たくさんの実りを実現できるとよいですね。