5/19 スクールロイヤー講演会の生徒の振り返りから
- 公開日
- 2021/05/19
- 更新日
- 2021/05/19
教育活動
昨日の弁護士によるいじめ予防講演会の生徒の感想から拾った言葉を掲載します。
子ども達の感性から出てくる言葉には私達もはっとするものや学ばせてもらうものがあります。
輝く言葉がたくさんあったのですが、一部を抜粋して掲載します。
1年生の感想から
○ いじめの話は小学校の頃からずっと聞いてきて、本当にいじめはダメなんだと思いました。
○ 今日の話を聞いて、友達などが自分の言葉で嫌な気持ちにならないかをしっかり考えてから言おうと思いました。
○ いじめを受けている人はつらくても誰かに「つらい」「助けて欲しい」と言えなくて、本当につらいんだろうなと思いました。
○ 「相手を尊重する」「相手の立場になって考える」ことは本当に自分が生きていく中で絶対に大切なことだと思いました。だから、誰かと話すときは、このことを考えながら話したり行動したりしたいと思います。
○ 今日聞いた話を生かして、これから過ごそうと思いました。
○ 私は、いじめを受けている人を見たら、自分では「やめな」とは言えないと思うので、先生や友達、家族の誰かに言いたいと思います。そして、自分でその子に直接「やめな」と言える人になりたいです。
2年生の感想から
○ いじめは、どこからがいじめだと捉えられるのかが分かりました。できるだけ相手に嫌だと思われない言動を心掛け、みんなが楽しく生活できるようにしたいと思いました。
○ 「相手の立場、相手の気持ちを想像し、相手を尊重する」ということがとても大事だと思いました。誰もが自分の意見を言う権利があると言っていました。そうなると、全ての人が納得する答えを出すのは難しいと思いました。
○ 私は、前に見て見ぬふりをしてしまったことがあります。次にそういうことがあったら、少しでもその子のためになることができるようにしたいです。
○ 今までは「いじめが起きたとき、その場で何ができるか」と言われたら、きっと見ているだけだっただろう。でも、この講演を聞いて、できることの選択肢が増えたと思います。
○ 相手が少しでも嫌だと思ったら「いじめ」になるということが印象に残りました。「少しでも」となると、生活の中で「いじめ」にあたることが増えるんじゃないかと思いました。それに加えて、自分も他の人を傷つけてしまっているかもという不安も生まれてきました。
○ お互いに納得できる前に、お互いを傷つけてしまったら、法律に頼るのではなく、自分から「ごめんね。」といえる人間になりたいと思いました。自分はすごく嫌な思いをしたことがあるので、人を傷つけない人間になりたいです。
3年生の感想から
○ いじめの定義がすごく広いことが分かりました。誰もがいじめをしていることになるかも知れないと思いました。私には思い当たることがたくさんありました。
○ インターネットやSNSは相手の表情が分からないから「相手がちゃんと存在いている」と思って書いたり、やり取りした方がいいと思いました。私はいじめをまだ見たことがないと思っていましたが、本当は見て見ぬふりをして、気付いていないふりをしていたのかも知れないと思いました。(3年)
○ 「許されるいじめはない」ということがよく分かりました。私は、場合によって許されると思っていたので、いじめは本当に無自覚で起こすことが多いと思いました。コップみたいに何気ない一言や行動が最後の1滴にならないために、相手の立場で考えたり相手の立場を想像することがとても大切だということがよく分かりました。
○ 今までいじめの定義は広くて少しわかりづらいと思っていました。ですが、今日の話で「ちょっとでも嫌だと思ったら、コップがいっぱいになる前に助けてもらえる」と聞いて納得しました。
○ 中学生になると、学校でのいじめより、SNS上でのいじめの方が増えてくると思うので、私も使い方に気をつけないといけないと思いました。相手が見えないからといってひどい言葉を使ったり、送信を取り消せるからといって傷付くような言葉を送ったりしないで、「相手がどう受け取るか」や「自分だったらどう思うか」を考えるようにします。そして、いじめを見たり聞いたりしたら、友達に相談しながら、止められるようにしたいです。