★★学校日記★★

6月3日 1年生 福祉に関する学習(体験学習)

公開日
2025/06/03
更新日
2025/06/03

教育活動

本日、1年生が福祉に関する学習において、さまざまな体験学習に取り組みました。

高齢者体験では、手足におもりをつけたり、視野が狭くなるゴーグルや、音が聞こえにくくなるヘッドフォンを装着して、歩行や文字を書く体験を行いました。私も実際にゴーグルを着けてみたところ、まるで霧がかかったように視界がぼやけ、左右が非常に見えづらくなりました。そのとき、生徒さんが「何本に見えますか?」と指を出してくれました。(優しいですね)また、ヘッドフォンを私に貸してくれた生徒さんがどのくらい聞こえるかと声を出してくれましたが(こちらも優しいですね)、実際に聞き取りづらいことがよく分かりました。そのほかにも、手話体験では「表情で感情を伝えることの大切さ」を学び、ブラインドウォーク体験では「まっすぐ歩くことの難しさ」や「肩を貸すだけでスムーズに歩行できること」を実感しました。さらに、車いす体験では、中央玄関の段差を後ろ向きで降りるだけでも大変であり、スロープの重要性を身をもって体験しました。


「困っている仲間に気づき、「何かできることはないかな?」と考え、実際に行動してみること」という気持ちこそが、福祉の第一歩であることを、生徒たちは今回のさまざまな体験を通して学んでいました。これからの学校生活でも、同じ大和中学校の仲間として、そして同じ南魚沼市に暮らす市民として、互いに支え合いながら過ごしていきましょう。


これからの社会では、「生き抜く力」ももちろん大切ですが、それ以上に「ともに生き合う力」が求められているように感じます。


【講師の皆様へ】

本日は、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。