学校日記

3年生 自然のかくし絵

公開日
2020/05/15
更新日
2020/05/15

できごと

 素敵な教材名が目にとまり、授業をのぞいてみました。
 この学習では、子供たちに身近な昆虫の生態について述べた文章の読み取りです。擬態したり、色を変えて身を守る昆虫たちのお話なのですが、好奇心にあふれる3年生たちを十分に引きつけているようでした。3年生ながらに、筆者の伝えようとしている意図を探り、論理的に思考することを養う学習です。
 授業では、段落ごとに区切って大事な言葉をあげたり、昆虫の身のかくし方の表現に注目したりして、線を引いたり書き出したりして、違う点や共通点をあれこれと考えていました。
 
 担任が意見を求めると、はいはい!と手が上がる上がる!自分の考えをもってそれをまとめたから、伝えたい気持ちがあふれていました。
 <○○○と書いてあるので〜〜〜だと思います>、とちゃんと根拠に基づいて自分の意見を述べていました。
 私が驚いたのは、盛んな発表もそうですが、意見が決して言いっぱなしではないこと。次に話す子たちが<私はAさんの意見とは違って・・・><私はBさんと同じで△△△と思います。理由は、□□□だからです>と、意見が深まったり、思考が整理され論点が見いだされたり、みんなの課題が明確になっていたりしていたことです。
 <3年生でも、こんなに対話をし、考えを練り上げることができるんだー!>と感心しました。<どっちも正しいよね>と、答えを決めかねてる子もいました。また、それが素晴らしいですね。