6年生 家庭科 〜 手洗い洗濯 〜
- 公開日
- 2020/06/19
- 更新日
- 2020/06/19
できごと
6年生は、家庭科の時間に手洗いによる洗濯に挑戦しました。
戦後の復興を遂げた日本では、高度経済成長で家庭に電化製品が普及し、かつて家庭電化製品は<三種の神器>や<3C>と呼ばれ、庶民の憧れでした。
<三種の神器>と呼ばれたのは、冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ
<3C>と呼ばれたのは、カラーテレビ・カー(自動車)・クーラーでした。
私とて、生まれたころには洗濯機がありましたから、子供たちにとって洗濯は洗濯機が自動でやってくれるもの、という意識が当たり前のことでしょう。
<学校は、古臭いことやってるな〜>なんて思うことなかれです。
電気がなかったら、どうしますか?
現代人につきつけられる言葉です。洗濯機どころか、AIに指示を出し、外出先から家電をコントロールできる時代。しかし、そのことは<電気>がないと、何もできないことを意味します。私たちは、災害に遭ったとき、はじめて電気やガス、水道の便利さをかみしめます。
小中学校は、人としての基盤作り。素朴な学問の中に、どんな時もたくましく生きていく、知恵や経験が備わっています。
6年生たちは、大きなたらいで自分たちの体操着を洗っていました。脱水ももちろん手作業。楽しみながら学んでいました。便利さへの感謝と、いざというときたくましく生き抜く力について、心にとめていてほしいと思いました。