人権週間2 〜4年生道徳〜
- 公開日
- 2020/11/18
- 更新日
- 2020/11/17
できごと
4年生は、副読本「生きる2」を使った道徳の授業を行っていました。
題材名は「ざるにはざるを」です。
ある村の人が物を買うとき、「支払うお金はこのざるに入れろ」と店主は言います。そして、そのざるに入れられたお金をすぐにざぶざぶ洗うのです。
「なぜ洗うんだろう?」という授業者の問いかけに子供たちは
「きれい好きだから」
「菌(ウイルス)が付いているから」
「お金って汚いって聞いたことあるから」などの意見が交わされました。とても素直な考えで、コロナ禍の子供たちの実感も現れていました。
しかし、お金を洗うのはその村の人が支払ったお金だけだったと知ると、考えが変わってきました。最初には見えてなかった差別や偏見が子供たちの目に見えてきた瞬間でした。
<差別は見ようとしなければ見えない>
差別をしてはならない、ということはわかるのですが、差別に気が付かなければ、その差別は一生なくなりません。社会に潜む差別にしっかりと気が付く心を養っていきます。