円周率とは・・・? 〜5年生・校内授業研究公開授業〜
- 公開日
- 2022/01/28
- 更新日
- 2022/01/28
できごと
5年生が、歴史的課題の<円周率>の学習に挑みます。
円周率は、直径に対する円周の比のことです。今は、3.14に置き換えて計算をしています。今から約4000年も前の古代バビロニアで使われ出した、と言います。円周率がだいたい<3より大きな数字だ>ということを発見し、いろんな建築等に活用されたといいます。この数字を使えば、どんな円であろうとも、直径がわかればその円周や面積がわかるという、大発明です。ビー玉だって地球の円周だって求められる、すごい数字です。この数字の不思議なことは、なんといっても割り切れないこと。無限に続いていき、今ではスーパーコンピュータが108日と9時間かけて62兆8000億桁まで計算したのが、世界最高だそうです。本当に不思議な数字です。
5年生たちは、ブラックボックスから引き当てた<円>を課題に、直径と円周を実際に計測しています。円周は円の周りにテープを巻いてその長さを求めます。さて、表にまとめた4つの班の数字を見て、どんなことに気が付くのか…?違いとともに、何か共通点や法則性が導き出されたら、きっと古代バビロニア人もそんなことをしながら<円周率>を発見したのでしょう!
子供たちが、古代の人の思いに触れながら共感できる単元はめったにないことです。私も、昔は丸暗記させられたこの数字ですが、改めて人間の歴史の尊い営みに思いを巡らせました。