学校日記

これが「お気に入り」の私? 4年生

公開日
2023/02/03
更新日
2023/02/03

4年生

 これまで集めたいいところカードを分類した4年生。今日はその中からお気に入りの自分を3つ選ぶ活動を行いました。

 どれもうれしいカードです。お気に入りを見つけるのも一苦労。さらにランク付けするのも難しい様子。それでも自分なりに一生懸命考え、お気に入りを見いだしていきました。

 最後に数人の選んだものをもとに話し合いです。あるお子さんは、「足が速い」「スキーがうまい」といったカードを選んでいましたが、友だちから、「ぼくが○○さんだったら『かっこいい』を選ぶよ。だって、話しかけるといつも相手にしてくれるもん。」「そうだよ、いつもクールだよね。」などと、自分では選ばなかったよさを選ぶ発言がありました。

 それを聞いた本人は、「そんなことないよ。」と言いながらもうれしそうにしていました。こんなやりとりを何人かしていくと、他のみんなもやってほしいと言い出しました。

 子どもたちにとってはとにかく褒められることがうらやましい様子です。しかしながら、この活動によって意見をもらった子どもは、自分が見る自分と友だちが見る自分とのギャップを感じていきます。そして、友だちの指摘によって自分自身の見方に揺れが生じていきます。

 これこそが大きなねらいです。自分自身をじっくりと見つめる経験はなかなかないもの。しっかりと見つめることで、自分自身を肯定的に深く理解することができます。さらに、他者のことも深く見つめることができるようになっていきます。

 この活動によって、子どもたちのつながりがどんどん強くなってきています。今後さらに話し合いを続けていきます。