学校日記

ファシリテーションで地域を考える 持続可能な地域づくりセミナー2023

公開日
2023/08/28
更新日
2023/08/28

東地区地域連携

 25日(金)の午後、池田記念美術館主催による「持続可能な地域づくりセミナー2023」が開催され、地域づくり協議会も後援しているとのことで、そこに参加してきました。

 美術館が地域づくり?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは、これまで美術教育などで取り入れられてきた「哲学対話」をもとに、ファシリテーションの手法を用いて話し合うことで、地域づくりをより推進する可能性について提案されたのです。

 ファシリテーションでは、議題を決め、それについて考えた意見を出し合い、共有していきます。先生がファシリテーターとして話し合いの進行を務めますが、教科の学習のように、ある一定の結論に導いたりしません。そもそも簡単に答えの出ない課題について意見交換をすることで、課題に対する考えを広げたり、深めたりすることを目的とします。

 総合的な学習の時間で、地域の課題について考えていく際、今後取り入れていく手法になりますが、今回のポイントは地域づくり協議会の方々が、この研修会に参加し、ファシリテーションの意義を理解してくれたことです。

 地域の未来について考える話し合いは、子どもたちだけでなく、地域の人々と一緒に行うことでさらに学習効果が大きくなります。

 この研修会の後、地域づくり協議会の方々と少しお話をし、子どもたちとこういった技法で対話することに価値があるということを共通理解することができました。

 この後、みんなの食堂や新米まつりなど、大きな行事が続いていきますが、それらを経験した後に、地域の今後を考えていく上で、活動の幅が大きく広がった瞬間と言えます。

 今度の活動づくりに生かしていきたいものです。