「総合的な学習の時間」スタート
- 公開日
- 2015/08/31
- 更新日
- 2015/08/31
3年生
今年度から新たに加わった「総合的な学習の時間」(3年生は地域を題材にします)。
一番気を遣うのは、1時間目の時間。担任から「今年は○○をテーマに学習していくよ。」と伝えるのが一番簡単なのですが、子どもの口から「○○をやってみたい!」と言わせたいと思っています。
ですが、子どもの口からその言葉を引き出すのは簡単なことではありません。どうしようか悩みましたが、あるホームページのサイトを活用しようと考えました。そこには、他地域に比べて浦佐の魅力があまり紹介されていないのです。それを見せた後、「浦佐って、これしか魅力がないの?」と言います。子どもは浦佐に住んでおり、浦佐のことが大好きなので、当然、「そんなことないよ!」と言うわけです。そして、追い打ちをかけるように、「でも、これしか紹介されていないよ。」と子どもの気持ちをあおります。すると、「じゃあ、私たちが紹介する!」「どうやって?」「みんなでいっぱい調べて!!」といった流れになるのです。そんなシナリオを、私の頭の中で描きました。実際はどうなったでしょうか・・・。
見事、シナリオ通りうまくいきました。しかも予想以上の反応。
「先生はこれくらい(1cm位)しか浦佐の魅力を知らないよ。」「ちがうよ、もっとこれ位あるよ。」と言って、手を目一杯広げて担任に訴えくる子どもたち。なかには、「みんなで手をつないだくらい!」「もっとだよ。浦佐の人全員が手をつないだ位大きいよ!!」という声も聞こえました。担任が胸をなで下ろした瞬間です。
振り返りシートには、次のようなことが書かれていました。
「浦佐がどれだけずごいか、たくさん知らせたい。」「浦佐の魅力はあんなに少なくないです。もっとあります。」「47都道府県の人に新聞を作って浦佐の魅力を伝えたいです。」「外国の人や九州の人や北海道の人に、浦佐の自慢をどんどん教えたいです。もしそうなったら、すごいなと思います。」・・・
夢は広がりますね。