3学期終業式(3)校長先生のお話
- 公開日
- 2023/03/22
- 更新日
- 2023/03/22
できごと
終業式の最後は、校長先生のお話。テーマは「学級の友だちと仲良くすること」でした。
以下のような内容でした。
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今日は3学期終業式、明日の卒業式で令和4年度の学校での授業が終わります。
この1年間を振り返ってみましょう。みんなと過ごした楽しい日々が思い出されるかと思います。
今日は、学級の友だちと仲良くすることについて考えてみましょう。
みなさんの中には言葉をかわさなくてもわかり合える仲の良い友だちがいるかもしれません。楽しい思い出がたくさんよみがえってくるかもしれません。しかし、逆に友だちとうまくいかなかった思い出はありませんか?つい自分の考えを強く言い過ぎてしまったり、言い合ってしまったり、けんかになってしまったりしたこともあったのではないでしょうか。
そのようなときは、「仲直りしたいけど、素直に仲直りを言い出せない・・・」という心の中で、もやもやが起きたことでしょう。これをきっかけに大切な友だちと距離ができてしまうこともあるでしょう。でも、こういう経験を繰り返すうちに、しだいに言葉をかわさなくても仲直りできる大切な友だちになっていきます。皆さん、ぜひそのような友だちをたくさんつくっていってください。ここで一つの詩を紹介します。
「仲なほり」 金子みすず
※「げんげ」という言葉が出てきますが、これは「レンゲソウ」という花のことです。
げんげのあぜみち、春がすみ、
むこうにあの子が立っていた。
あの子はげんげを持っていた、
私も、げんげを摘んでいた。
あの子が笑う、と、気がつけば、
私も知らずに笑ってた。
げんげのあぜみち、春がすみ、
ピイチクひばりがないていた。
仲直りしたい、あなたと友だちでいたいという願いは、大切な友だちなら必ず届きます。そしてその願いが届くと、心も晴れやかになります。言葉をかわさなくてもわかり合える仲の良い友だちができると、学校生活がさらに楽しく充実したものになります。
これからも、そのような友だちをたくさんつくってください。そのためには、相手のことを考えなくてはいけませんね。令和5年度は、今以上に、楽しい学校生活が送れるように、心の勉強をしていきましょう。
お話を終わります。