ヤドカリとイソギンチャク 〜全員参加の授業を目指して〜
- 公開日
- 2020/06/24
- 更新日
- 2020/06/24
できごと
本校では、授業再開はもちろん、子供たちの学力向上、自ら考え表現する力の育成を目指し、日々授業改善に取り組んでいます。新しい学習指導要領の趣旨をしっかりと受け止め、子供たちの学びの力を引き上げます。
今回、4年生の国語の授業を教職員みんなで参観し、授業力向上に向けて研修をしました。
赤石小が目指すのは、<仲間とかかわり、よりよい考えを追求しようとする子の育成=全員参加の授業を目指して>です。
<ヤドカリとイソギンチャク>は説明文です。それぞれの段落(文のまとまり)の意味をまとめていくことで、筆者が一番伝えたいことは何かがわかってきます。児童たちは、それぞれの思いで、筆者が一番伝えたい文のまとまりを考えていました。そして、みんなで対話することで、自分ではなく、筆者が一番伝えたいこと、その文のまとまりについて考えを深めていきました。
それがわかれば、文章は短くすみそうなものです。そのまとまりだけ書けばいいのではないか?児童たちは、まとまりとまとまりの関係について考えていきます。他のまとまりは<事例>といって、一番伝えたいことを具体的にして理解しやすくしている役割があることに気がつきました。
説明文は、一見難しい文が多いのですが、このように考えていくと、子供たちが<相手にわかりやすく伝える文章を書くときにとても役に立つ>と、いうことも学んでいます。
段落、そして文のまとまりの意味を理解し、段落、文のまとまり同士の関係を理解しながら(思考力・判断力)、次に自分が書くとき(表現力)どうすべきかを学んでいるのです。
英語も大切ですが、やはり国語をしっかり学ぶことには大きな意味がある、と感じました。
4年生、全員がしっかりと考え学び、全員参加の授業となっていました。