人権週間 〜5年生・道徳〜
- 公開日
- 2020/11/17
- 更新日
- 2020/11/17
できごと
11月16日からの本校の人権週間が始まりました。
新潟県では学校教育の重点として、「いじめをしない、許さない、命を大切にする意識の醸成」を掲げています。
先月は大和中学校と大和中学校区の小学校が合同で「いじめ見逃しゼロスクール集会」を開きました。学校だけでなく、保護者地域ぐるみでいじめについて考え、いじめゼロを目指して働きかける「いじめ見逃しゼロ県民運動」も県教育委員会が働きかけ、その取組を何年も積み重ねてきています。
人権について考えることは、日々毎日の取組であるべきですが、そのことを特に意識して考える機会にすべく、本校でもこの時期を人権週間と位置付けています。世の中にはいわれのない差別や偏見が多数あることに気付くとともに、差別されたり偏見をもたれたりすることの苦しみを自分事として考え、自分自身が差別せず偏見をもたないことはもちろん、そのことをなくすために行動できる人になってほしいと願いをかけて取り組みます。
5年生は、新潟県(熊本県)特有の差別事例である、「新潟水俣病」について取り上げ、子供たちはその差別について考えました。
何の罪もない阿賀野川沿岸の人々が、工場から出された汚染物質のせいで、日々の健康的な生活が奪われていった事実を勉強しました。また、そのことを他の人から差別され、なお一層つらい思いをしたことを知りました。
この授業で学んだことは、一つのきっかけであり、自分の住む身近な地域のことに,
あるいは今後住む地域のことについても、考えられるよう視野を広げるとともに、いわれのない差別や偏見をもつことなく、他者の心の痛みがわかる人へと成長してくれることを願います。
そして、学校では人権教育を繰り返し繰り返し、積み重ねていきます。