12月の全校朝会 〜2020年を振り返って〜
- 公開日
- 2020/12/03
- 更新日
- 2020/12/03
できごと
12月3日は12月の全校朝会でした。
校長講話には、先日発表された「2020年・流行語大賞」のベストテンを取り上げ、2020年を振り返ってみました。
第10位は「ユーチューバー」として登場し、テレビでも引っぱりだこになった「ふわちゃん」。子共たちのほとんどがふわちゃんを知っていました。私は、「ユーチューバーはなりたい憧れの職業と言われるようになってきましたね。いったい何人のユーチューバーが収入を得て職業としているかわかりますか?」と、問いかけてみました。
「今ユーチューバーという人は日本でも100万人を超えていると思いますが、それだけで食べていけるという人たちは、わずか2000人程度だそうです。プロサッカー選手と同じくらいの人数で、なんとお医者さんよりもずっと少ないんです」と話しました。
第6位は「オンライン〇〇」第5位は「アマビエ」、そして第1位は「3密」。どれも、2020年のコロナ禍にたくさん出てきた言葉です。
2020年、子供たちをはじめ世界中の人が、三密を避けマスクをし、手洗いを欠かさず、寒くとも厚着をして換気をしながら生活をしています。みんなが、何かしらの我慢をしながら耐えて耐えて、新しい生活を作り上げてきました。
このことを「竹」にたとえてみました。
竹には、他の樹木と違ってところどころに「節」があります。この部分はとっても固い部分です。しかし、この節があるため、雪の重さで大木が折れてしまうことはあっても、竹は折れません。しなやかに曲がりながら、やがて雪を跳ね返します。
皆さんも、今の我慢はやがて困難を跳ね返すしなやかさを作るための「節」と考えてみてください。やがて、上へ上へとまっすぐ高く伸びることができます。そう考えると、今のこの我慢はきっと今後に役立つことになるでしょう。
コロナ禍、今だ十分な注意が必要ではあります。しかし、新しい年には新型コロナウイルス克服という、人類の努力の成果が花開くきっかけが見えてきています。
この我慢をみんなで成果へとつなげていきたいものです。