本日、学校便りを配付します!
- 公開日
- 2021/05/26
- 更新日
- 2021/05/26
できごと
本日、学校便りを配付します。
今回の巻頭言にした話題を下記により紹介します。4年生の学習から、感じたことです。配付する学校便りはカラーではないため、こちらをご覧いただくのもよいと思います。また、ホームページにアップした学校便りは、カラーで見ることができますので、それも見ていただけたら幸いです。子供たちの躍動感が直接伝わると思います!
<巻頭言の話題>
グラウンドの入り口横に、牛乳パックがぶら下がっていました。「おや?」と見てみたところ、側面に切り込みが入っていました。
中を覗いてみると・・・ 温度計!
なんと、4年生が理科の「天気と気温」の単元の学習のために、百葉箱を自作したのだそうです。この百葉箱を使って一日の気温を測定し、天気との関係を研究するのでしょう。実験により、事実を突き詰め実証を得る。人類の発展に寄与するために、これほど大切なことはありません。ドリトル博士のモデルとなったイギリスの医学者ジョン・ハンターは、考えてばかりいて、何も先に進まない現状を憂いてこう言ったといいます。
Why think? Why not try experiments?(考えてばかりいないで、実験しなさい!)と。
世界を襲っている新型コロナウイルス感染症で、イギリスは首相までが感染してしまいました。しかし、政府主導でロックアウトを実践しつつ、自国でワクチンを開発し、コロナ禍を脱出しつつあるといいます。。ワクチンを進んで打ち、行動実験に参加する国民が多いといいます。具体的な手立てとその結果を確実に研究し、事態を解決に向かわせたのは、イギリス人の中に、ジョン・ハンターの精神が宿っているからだといわれています。
話はとても飛躍しましたが、事象に疑問をもち、それを恐れるのではなく、観察し実験し実証を得る、そんなものの見方考え方を身に着けていくことが、子供たちが生きる先が見通しづらい「未来」を生き抜くには、とっても大切だと、しみじみ感じました。