6月の全校朝会 〜いじめ見逃しゼロ強調月間〜
- 公開日
- 2021/06/03
- 更新日
- 2021/06/03
できごと
今日は全校朝会がありました。
6月に入り、衣替えのことや市から頂いた災害避難時の非常食のことを最初に話しました。6月は防災について考える月でもあります。
そして6月はいじめ見逃しゼロ強調月間です。新潟県はいじめや人権について考える「いじめ見逃しゼロ県民運動」を行っています。
学校では、人権について「人の命や人の気持ちについて考えてみよう」と、子供たちに伝わるように、工夫して話をしました。
「こんなことを言われたら、どんな気持ちがしますか?」
日本人として、世界の頂点で大活躍する三人の選手を取り上げました。
八村塁選手、大坂なおみ選手、ダルビッシュ有選手。世界から注目されているスーパースターです。しかし、いずれも差別的な発言を受けています。外国人からの差別もつらいですが、なんと同じ日本人から「日本人ではない」という差別をツイッターなどのSNSで受けていたことをあげました。
八村選手は、新潟県の隣の富山県出身。大坂選手は大阪府出身、ダルビッシュ選手も大阪府出身です。彼らを傷つけた人は、いったい何をもって日本人ではない、と差別したのでしょうか。
日本人が、黒髪で黄色人種でなくてはならないと思っているとするなら、なんという無知なことでしょう。日本国籍があればもちろん、日本で生まれ育ったならば、それは日本人です。日本国憲法は第14条で「法の下の平等」をうたい、人はみな権利において平等であり、差別はしてはならないと示しています。
世界は多様です。いろんな人々が助け合って生活をしています。この、大和地区は国際大学があり多様性を認めるとても先進的な地域です。そんな大和地区に誇りをもち、いろんな人々の違いを尊重し、仲良く助け合って生きていく態度を今後も大事にしていってほしい、そんな話をしました。
ぜひ御家庭でも、話をしてほしいと思います。