自分たちの問題を自分たちで解決〜5年生〜
- 公開日
- 2021/06/08
- 更新日
- 2021/06/08
できごと
5年生が学級会を開いていました。
議題は、6・7月の生活目標を達成するための学級の方策についてです。
「気をつけよう 言葉の使い方」について、自分たちの現状を把握し課題化していきます。それぞれが自分たちの生活を振り返り、さっと手が挙がり意見を述べています。
・ 下学年に対しての言葉がチクチク言葉になっている。
・ 気軽に死ねなどの言葉を使っている。
・ 注意するときの言葉が強すぎる など
自分が言われたらどんな気持ちがするかをよく考えて、改善策について話し合いました。
学級会は、対人関係能力が未熟な今の子供たちにとても有効な手法だと、再評価されています。自分たちの生活を向上させようとする主体的な態度が育まれ、自分たちの生活をしっかり自分たちで律していこうという自治的な集団に育っていくからです。言葉にしなくては、結局お互いの意思疎通は図れないことにも気づき、意見を出し合うことで、相互理解が深まります。
今後、どんな社会集団に属しても、人の意見を傾聴する姿勢や爽やかに自己主張する力が、人間関係を円滑にし思いやりある関係作りに役に立ちます。
学級会で大切なのは、子供たちだけに任せないことです。担任が、うまく助言したり方向性を仕切り直したり、良い態度を上手に褒めたり、意見をいくつかにまとめたりするファシリテーターの役割を務めてこそ、学級会のメリットが最大限に引き上げられるのです。