学校日記

生き方教育、出前授業 〜キャリア教育・6年生 〜

公開日
2021/09/24
更新日
2021/09/24

できごと

 6年生は、最高学年として将来のことを考え、自分自身の生き方を模索する時でもあります。
 自分の将来像を結び、そのために勉強をする、このような生き方を学ぶことをキャリア教育と言います。学びの「動機付け」が自分自身の未来に対して持てることから、もっとも有意義な学習と言えます。自分自身が夢をもって一生懸命働いていらっしゃる先輩たちをお呼びして行ってきている「生き方教育・出前授業」。今回は「移動販売WAYS」の木村 真悟さんにお越しいただきました。

 木村さんは、自動車を改造したキッチンカーで、いろんなところに出店してお仕事をしています。キッチンカーには本格的なピザ釜をのせていて、木の香りの香ばしいピザや、もち豚で作った自家製のハムをはさんだサンドイッチなどを販売しています。

 「ただ売るのではなく、ブランディングといって『ご当地野菜の』とか『本格釜で焼いたブナの香りがする』など、付加価値をつけて商品を売ることがとても大切だ」、というお話をしていただきました。

 仕事をしていて楽しいのは、やはり「いろんな人々とのコミュニケーション」だと語っておられました。いろんな方々との出会い、繰り返し来てくれるお客さんとの会話、おいしいと言ってくれる笑顔が、働いていて自分のやりがいになっている、ということです。

 自立し生きていくために、収入を得ることはとても大切なのですが、働くことに喜びがあるからこそ、人は働くのだ、ということが6年生に伝わったようです。

 夢はないより、あったほうがいい。勘違いだって今のうちはかまわない。夢をもって、それに向かって努力しよう!

 それは、人としてとっても美しい姿です。