学校日記

出汁は何のために入れるの? 〜家庭科・5年生〜

公開日
2021/11/18
更新日
2021/11/18

できごと

 5年生が調理室で授業をしていました。家庭科の授業です。

 味噌汁を作っているのかと思えば、材料を切っている様子がありません。鍋がガスコンロにかかってはいるのですが…

 なんと、前段階の学習として「出汁」についての学習です。出汁を入れたものと入れないもの(味噌だけ)と、味がどのように違うのか、検証してみるのだそうです。

 出汁は三種類。昆布・鰹節・煮干し、それぞれから出汁を取り出して、どんな味の違いがあるのか…

 「出汁がないみそ汁は、おいしくない!」
 「出汁いりは、おいし〜〜〜!」
 「かつおだしが一番おいしい!」
 「私は、昆布だしがおいしい!!!」

 出汁が「うまみ成分」だということを、身をもって知った5年生たちは、とっても嬉しそうでした。また、煮干しをあまり見たことがないため、「もぎ取ったこの煮干しの頭、もったいないから、食べていいですか?」、という声も聞かれ、おいしいと言って食べていました。に出した後の煮干しも試食し、この小さなお魚がこんなにもみそ汁の味を変えていることに、驚いていました。

 昔は、おやつ代わりに食べた煮干し。「背が高くなるぞ!」と言われて、食べた気がします。その良さは、今の子たちにも受け入れられたことは、大変よかったなと感じました。子供の本質は、昔も今もそんなに違いがない。昔ながらにいいものは、どんどん子供たちに薦めるべきだと思いました。

 この中から、素晴らしい料理人が誕生するかもしれませんね!