学校日記

どうして朝ご飯を食べるといいの? 保健5年生

公開日
2022/06/13
更新日
2022/06/13

5年生

 5年生の保健の学習をのぞきました。
 授業の初めに、子どもたちから「朝ご飯を食べるといいのはなんとなくわかるけど、どうしていいの?」と担任に質問がありました。授業とはあまり関係のないことでしたが、子どもたちにとって見方や考え方を広げるチャンスです。
 先生は少し大人の視点で説明しました。
 まず、カロリーの話。炭水化物とタンパク質は1gあたり4kcl。それに対し脂質は1gあたり9kcalあること。このことからも脂質の取り過ぎは肥満につながってしまう。また、筋肉をつけようとタンパク質をとって、炭水化物や脂質をとらないと、力が出ない。だから、それぞれをバランスよく食べることが大切であると言うこと。

 次に、血糖値の話から。同じ量をとるとして、1日一食にすると血糖値が急激に上がってしまう。ある基準を超えたとき、エネルギーを脂肪として蓄えてしまうことにつながる。1日5食にして少しずつ食べると、血糖値の急激な上昇が抑えられ、効率よくエネルギーを使うことができる。
 現実的には難しいため、3食をバランスよくとることが、よりよい体作りにもつながる。

 以上のことから、朝ご飯をとるとよい、という説明でした。子どもたちも納得した様子です。
 これは、担任が大切にしている、普段の生活の中で感じていることです。常日頃体を鍛えている担任の言葉に、子どもたちも納得した様子。

 授業開始前のちょっとしたやりとりですが、担任と子どもたちの関係がぐっと深まる瞬間でした。