学校日記

まなざし・・・

公開日
2020/05/27
更新日
2020/05/27

できごと

 朝、校門で挨拶をしながら全校児童を迎え入れた後、全学級を回っています。
 もう一度挨拶をするのですが、学級でみんなと一緒にする挨拶は一つの大きな固まりとなったように声が教室に響き、うれしい気持ちになります。

 3年生が、興奮して駆け寄ってきました。
 <見て、見て〜〜〜〜!!!>

 みんなで小瓶を囲んでいます。中には…かまきりの赤ちゃんがいました。

 以前に校外の探究活動に出かけた折、カマキリの卵を見つけてきたそうです。瓶に葉っぱを一緒にいれ、湿度を保ちながら見守ってきたようです。
 この日を待ちわびた気持ちが、歓声となっていたのでした。このように、子供たちは自然から多くのものを学びます。たくさんの疑問が生まれるのですが、観察から自分なりの考えや答えを導いています。

 かつて、フランスの思想家であり教育者でもあるルソーが、<自然に帰れ>、という言葉を残しました。意味はとても深いのですが、バーチャルな世界ではなく、自然=本物からこそ、学ぶものがある。学ぶだけではなく、感動が生まれることを3年生の姿を見て再認識しました。
 この真剣なまなざしを大切にしたいものです。