学校日記

研究授業2 SNS投稿記事 〜意見・主張と理由・根拠〜

公開日
2020/07/21
更新日
2020/07/20

できごと

 <仲間とかかわり、よりよい考えを追究しようとする子の育成>を目指し、授業改善の研修を続けています。
 今回は、6年生<国語>
 インターネットの投書を読み比べて、それぞれの投稿の中に<意見・主張>と<理由・根拠>を見つけ、その人の意見を深くくみ取っていく授業です。
 意見・主張と理由・根拠を明確にするために、ホワイトボードを活用して、その部分にラインや波線を引いて視覚化させ、仲間との対話を通じて考えを深めていきました。

 6年生たちは、仲間との対話や班ごとの発表を通して、読み手に<説得力>を与える投稿には、<ある特徴がある>、その共通点に気が付きました。自分の主張について、読み手に説得力を与える文章には
・ 意見を裏付けるデータがある
・ 有名人の例を挙げ、その言葉を裏付けている
・ 具体的な自分の体験を盛り込んである
と、いうことがわかりました。今後の自分たちの表現活動について、とても学習が深まりました。

 授業の本題からずれるかもしれませんが、SNSの投稿は時に読む人に大きな影響やダメージを与えます。今回の授業では、<自分の考えに共感を呼ぶためには、意見を投げつけるのではなく、しっかりとした理由や根拠が必要である>ということを学びました。
 時に、言葉は暴力となる、そんな恐ろしい事例が世の中には多いのですが、自分の考えにしっかりとした理由や根拠を付け加えていないものは、読むに堪えないもの、信ぴょう性に欠けるものであり、うかつに信じてはならないものだ、ということも学べた気がします。
 とても、考えが深まった授業でした。