全ての教職員のICT活用を目指して 〜第2回南魚沼郡市学校事務共同実施研修会〜(2023.12.06)
- 公開日
- 2023/12/06
- 更新日
- 2024/08/27
ICT・情報モラル教育
市内の学校でのICTの活用は着実に進んでいますが、まだまだ十分とは言えません。また、学校や教職員間の「格差」が開いていることも感じています。言葉や文章だけでなく、「体験」をとおして教職員がICTの利便性を「実感」することで、その「格差」は埋まり、一層のICT活用が図られると考えています。
12月6日(水)、第2回南魚沼郡市学校事務共同実施研修会が実施され、研修の一環としてICT活用研修が行われました。
冒頭、指導主事が行政による環境整備(ソフトとハード両面の強化)、教職員の授業や校務の効率化と多忙化解消に向けた活用に対する意識改革、児童生徒の教育活動でのICTの積極的な活用による学習効果の高まりというICT活用の方向性について端的に説明しました。
その後、参加者は実際に学習端末を操作し、児童生徒の立場でGoogleクラスルームに参加し、Jamboradによる「協働作業」を体験しました。まずはJamboardの操作に慣れる意味で、「子供の頃、学校で経験した思い出深い遊びやレクリエーション」についての付箋を作成しました。その後、4〜5名のグループに分かれて、付箋に書かれた学校での思い出の遊びやレクリエーションについて、理由も含めて発表し合いました。
グループでの発表後、指導主事が「教師」、参加者が「児童生徒」となり、「クラスに留学生が訪問することになり、一緒に活動する遊びやレクリエーションについて考え、提案する」という設定の実習を行いました。
グループごとに理由を添えて付箋に書いた遊びやレクリエーションを提案し、その後、Googleクラスルームの質問機能を活用し、多数決でクラスで行う遊びやレクリエーションを決定しました。終始和やかな雰囲気ながら、熱心に実習に取り組む事務職員の方々の姿からは、「教育に携わる者として、児童生徒のために」という強い想いが伝わってきました。実習をとおして、事務職員の方々は児童生徒が授業でどのように学習端末を活用しているのかを体験することができました。また、デジタルホワイトボードによる「協働的な学び」 、 意見や回答の「即時共有」といったICT活用の「教育効果」や「利便性」を実感することができ、大変実り多い研修となりました。
センターでは、学校に関わる全ての人がICTの「利便性」や「教育効果」を実際に体験することがICT活用を一層推進する上で大切であると考え、各校でよりICTが活用されるよう実習を中心とした研修を実施しています。要請をいただければ、教職員向けの研修会のみならず、児童生徒向けの講演や実際の授業等にも対応しております。各校で一層の活用が進むよう、ぜひセンターのICT研修をご利用ください。