「読む力育成に向けた授業づくり研修」で「具体的な取組」を共有 〜その1〜(2023.6.14)
- 公開日
- 2023/06/14
- 更新日
- 2024/08/27
「読む力」の育成
南魚沼学習指導センターでは、市内の学校の先生方と共に「読む力」の育成に向けた具体的な取組について研修を重ねております。今年度は南魚沼市の読む力育成に向けた実証研究校である北辰小学校・六日町小学校・六日町中学校の3校の協力の下、授業公開と協議会からなる全5回の研修講座「小・中学校 読む力育成に向けた授業づくり」を開講しております。
6月13日(火)、六日町小学校を会場に授業づくり研修講座が行われ、小学校4年生の国語の「表し方のちがいを考えよう」の単元で、同じ商品を紹介する2つの広告をキャッチコピーや写真、商品説明文から比較する授業が公開されました。読む力育成の具体的な取組として、授業では「シンキングツール」を活用 し、 読みとった内容を視覚的にまとめることで「正しく読む力」を養い、ペアで意見交換したり、全体で情報を共有したりすることで「深く読む力」を養う取組が提案されました。工夫した点として単に表にまとめるのではなく「バタフライチャート」を用いることで、子供たちは視覚的に2つの広告を対比しながら意欲的に学習に取り組み、学びを深めていました。授業後の協議会ではグループに分かれ、授業で実践された「読む力」の育成に向けた具体的な取組の評価や課題等についてKJ法を用いて明らかにし、更なる具体的な取組について情報共有が行われました。
それぞれの教科の様々な学習活動で、必ず「正しく読む」「深く読む」ことが必要とされる場面が存在します。教師が『この場面で子供たちにこういう「読む力」をつけさせたい』と意識し実践を重ねることで、着実に子供たちの「読む力」は育まれます。 今回のような研修を活用し、先生方にはたくさんの実践に触れていただき、ぜひ自身の取組の充実を図っていただきたいと思います。
+5