記事

今、目の前にいる子供たちに響く「情報モラル教育」(2023.8.23)

公開日
2023/08/23
更新日
2024/08/27

ICT・情報モラル教育

 8月22日(火)、学習指導センターのICT研修として「情報モラル教育研修」が行われました。生まれたときからスマホやタブレットに触れている子供たちにとって、もはや「使用を制限すること」に重きを置いた情報モラル教育は響きません。使用する以上、トラブルが起こる可能性はあります。トラブルを防ぐためには、SNS等で「されて嫌なこと」について、他者と「認識のズレ」が存在していることを知るなど、「自分事」として捉えた言動をとることが大切です。また、子供たちが「どこまでが安全でどこからが危険なのか」を判断する経験を積むことも必要になります。学校では、様々な教育活動の合間で、短い時間で継続した、体験的な情報モラル教育を展開することが重要です。

 

 先日発表された、NTTドコモ モバイル社会研究所の「2022年親と子の調査」の結果、小学校高学年と中学生の80%以上が「情報モラル教育」を受けており、受けた子供の85%以上が「ネットでの注意事項や禁止事項を理解している」ということがわかりました。しかし、学校現場ではSNSやオンラインゲームでのトラブルが後を絶ちません。ネットでの様々なトラブルから子供を守り、安心安全な生活を送ることができるよう、南魚沼市の学校では「デジタルシチズンシップ(情報技術の利用における適切で責任ある行動規範)」の視点から、「充実した内容」で「継続」した「情報モラル教育」を展開していきます。